【東北】東北のお母さん達による、手仕事のブランド|OCICA
今回石巻に行った理由のひとつはOCICA作業場へお邪魔すること。
OCICAは、鹿の角と漁網の補修糸をつかったアクセサリー。震災で仕事を失った石巻・牡鹿地方のお母さんたちによる手仕事のブランドだ。
仕事を失ったまま、仮設住宅に暮らす東浜地区(竹浜と牧浜)の女性に
わずかながらでも定期的な収入をもたらすことと、
ともすれば途絶えがちになる彼女たちの交流をうながし、
コミュニティとしての再生を図ることを目的としてスタート。
火・木曜の午前中、みんなで集まってアクセサリーをつくるという“しごと”。
これは、現在も続いている。(コロカル記事より引用)
現在の商品展開は、ネックレス、ピアス、イヤリング、そして本の4種類。材料となる鹿角の研磨から加工、梱包まですべてを浜のお母さんたちが手がけている。パッケージ右下にある印は、それぞれの屋号。これで誰がつくったものなのかがもらい手まで伝わり、また売り上げの一部がお母さんたちの手元に還元される仕組み。
パッケージに用いられているのは米袋。そこにあるものに少しだけ手を加えて新たな価値を生み出すこと。デザインの持つ力は、こういうところなんだなあと思わせる。
石巻の中心部から車で1時間、牧浜集落に到着。2人のお母さんに教えてもらいながら私も手を動かしてみる。とてもいいなあと思ったのは、手を動かしながら適度におしゃべりができることと、お母さんたちが仕事に誇りを持っているのを感じられたこと。
「このぐらいでいいか」で終わらせるのではなく「もっとこうしたらいいのでは?」という小さな改善を積み重ねてきたのだろうなということがひとつひとつの手順から感じられた。
笑顔とともに出来上がったマイファーストOCICA。モチーフとなっているのはドリームキャッチャーだそう。白と赤のコントラストが北欧っぽいなと思う。
OCICAの商品はここで買えます。
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