Serendipity

睡眠と太陽とおいしいごはんがあればそれでしあわせ。ときどき本や映画の話。

【関東】ぶらり東横線|スマートイルミネーション横浜2014

ぶらりって書いたけど、「えっちらおっちら」のほうが正しい。

隣の県であれど、行くのに軽く1時間半ぐらいかかるのでなかなか行かない土地、横浜(思い返したら7年ぶりだった)。以前お仕事でお世話になってた作家さんが参加されていたので東横線に揺られ、たどり着いたよ象の鼻テラス。2009年にオープンしたので7年間未踏の私ははじめまして。

象の鼻テラスは、横浜市・開港150周年事業として、2009年6月2日に開館しました。 (中略)開港当時から異文化と日本文化がこの土地で出会ってきたように、象の鼻テラスは、さまざまな人や文化が出会い、つながり、新たな文化を生む場所を目指し、アート、パフォーミングアーツ、音楽など多ジャンルの文化プログラムを随時開催しています。

運営は、横浜市・文化観光局と共同してスパイラル/株式会社ワコールアーとセンターが行っている。

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赤レンガ倉庫から歩いて5分ぐらいのところにあるよ(写真はない)。

今回訪れたスマートイルミネーション横浜というのは、横浜都心臨海部を舞台に、新たな夜景の創造を試みるアートイベント。プレイベントを経て2011年より今年で4回目の開催。今回は、東アジア文化とし事業のひとつとして招聘された日中韓のアーティストやクリエイターとさまざまな企業、大学、市民団体などが参加している。

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光ものの難点は写真に撮るのがむずかしいところ。

日暮れとともにたくさんの人が集まってきて音や光を楽しんでいた。アートイベントの運営に関わっている期間が割と長かったのだけど今回は完全にお客さん目線で散策。アートって肩肘張って観るものじゃないなあと立ち返るいい機会だった。

芸術祭って敷居が高かったり、一部の人の楽しみみたいに見えてしまったりする部分はまだまだあるのだけど、ふらりと立ち寄った人に笑顔が灯るようなそういうこともアートや芸術の持つ力じゃないかなとしみじみ思う。(でも恩師が先日「アートは問いだ」と大声あげていたな)

いろんなことを、わかりやすくするために区切ってしまうけどなんだか曖昧なグレーゾーンにまだまだ発見があるんじゃないだろうか。っていう、この文章もずいぶん抽象的な。

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多くのひとが「すき」ということには、理由があるんだなあということにも気づいた。ひねくれて大多数の「すき」を素直に受け取れなかったりするけどたしかに写真撮りたくなるもんね、この夜景をみたら。

風もなく心地よい陽気でぐるりと横浜のまちを巡ってまたえっちらおっちらと電車に揺られて家に帰ったのでした。

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スマートイルミネーションは11月3日(祝)まで。
同時期に開催しているヨコハマトリエンナーレも3日(祝)までです。