Serendipity

睡眠と太陽とおいしいごはんがあればそれでしあわせ。ときどき本や映画の話。

【日々のできごと】あいかわらず麹づいています

年明けに、日本酒仕込みに参加させてもらってから(この話ちゃんと書きたい)とにもかくにも麹づいている。お酒そのものというよりも、それができる過程にわくわくするのだなあ。

 

日本酒のマンガといえば元祖は『夏子の酒
酒造の娘が幻の酒をつくるために米づくりから仕込み、搾りまで奮闘するストーリー。もう20年以上前のマンガなのに、いっていることは今でもちっとも古びない。日本酒仕込みの現場に置いてあって、作業の合間に読んでいたのだけど続きが気になり一気に読んだよ全12巻。和久井映見主演で映像化もしていたみたい。

このあとに触れたのは、映画『千年の一滴 だし しょうゆ
映画自体は二部構成で、一部では出汁が、二部では麹の話が出てくる。マイクロカメラ?で見る麹菌の映像や、日本にしか存在していないといわれる麹菌がなぜ日本にしかいないのかの謎に迫っているドキュメンタリー(そしてその秘密がすごい!)。800年もの間、種麹となる菌を守り続けている麹屋さんの背中はさながらヒーローのようであった。


で、その勢いそのままに読み始めたのが『もやしもん
農業大学の醸造ゼミに入った、菌が見える主人公と仲間たちの話。 メインは日本酒をつくる話に集約されるのだけど、そこに至るまでにさまざまな発酵や醸造の話が出てくる。日本酒、ワイン、味噌、醤油、お酢、パンの話も少し、キムチなどの漬物、クラフトビールなどなど、一度興味を持ってしまうと抜けられない菌の世界が広がっている!よ(笑)醸すぞー!一気読みしようと思ったけど情報量多すぎて頭がパンク。教科書のように手元に持っておきたいマンガ。

もやしもん コミック 1-13巻セット (イブニングKC)

もやしもん コミック 1-13巻セット (イブニングKC)

 

 そういえばもやしもんに出てくる世界一臭い発酵食品、シュールストレミングを食べたという記事がこの前ちょっとバズっていたよ。


そんなこんなを経て、ワインマンガとして『神の雫』があることも知ったのだけど、40巻ぐらいあって手軽に読めないこととワインの世界は奥深すぎるので手を出すのをやめた。一旦落ち着いたかなと思いきや、友人から『月刊たる』なる雑誌を教わったり(今月号の特集は「麹!」)、全くノータッチ分野の焼酎について触れそうな機会が現れたので日本酒造組合中央会が発行する『漫画で知る! 本格焼酎と泡盛』なるデジタル漫画を読んでみたりした。

今年はどこへ行くのでしょう(知見的に)

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