Serendipity

睡眠と太陽とおいしいごはんがあればそれでしあわせ。ときどき本や映画の話。

【Russia】魅惑の大地、ロシアに行ってきました

2015年の締めくくりに、長年なぜだか惹かれつづけていたロシアに行ってきました。

世界情勢の緊迫さや、冬のロシアの寒さ(例年12月は最高気温でもマイナス20度前後)、情報の少なさなど、懸念事項はいろいろあったのですが、いま行かなかったら次の機会がなかなか訪れなそうな気がして、えいや!と空を飛んできました。

着いた先に広がっていたのは、広大で、きらびやかで、少し無愛想だけど根はチャーミングな人たちで溢れる、これまでにまったく目にしたことのない世界。書き残しておきたいことはいろいろあれど、まずは写真をば。

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世界三大美術館、エルミタージュ美術館前の宮殿広場。
ロシア正教のクリスマスは1月7日なので、12月に飾り付けられたイルミネーションは新年までそのまま飾られている。

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サンクトペテルブルグエルミタージュ美術館
きらびやかではあるが、厳かでもある。

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モスクワ・クレムリンのルビースター。

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TRANSIT・ロシア特集の表紙にもなっていた、ワシリー寺院。

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ところで雪はどこだい? 

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冬のロシアで、眩しい!日射しが暖かい!なんてことがあるのかい?

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さて、ごらんのとおり雪はなければ、空は快晴。
たしかに寒いのだけれど、すーっと澄み渡る冬の青空はとにかく気持ちがよかった。冷たい空気が肺に流れ込んで、からだを駆け巡っていく感じ。なんだろう、たくさん背伸びをした気がする。

海外旅行ではじめて利用した、パッケージツアーもよかった。「どんな人といっしょになるんだろうね」と不安半分たのしみ半分でいたら、参加者はたったの6人(3組)だけだった。添乗員さんによると、いつもはご年配の方中心に、30人ぐらいいるそう。季節柄なのか、時世柄なのか、とにかく人が少なくこじんまりとアットホームな一団となった。

パッケージツアーのいいところのひとつは、現地のごはんが(それなりの品質保証をされて)食べられることだと思う。とにもかくにも和食党、クリーム系が概ね苦手な私にとって海外でのごはんはいつもプレッシャー。でも、用意されていた料理はどれもおいしかった。真っ赤なスープのボルシチ、揚げずに焼いて調理するピロシキ、水餃子のようなペリメニ、ピクルスの入ったスープ・サリャンカ、ストロガノフ伯爵お気に入りの料理・ビーフストロガノフ。日本に来て「天ぷら!寿司!牛丼!お好み焼き!」を食べるかのような、THE ロシア料理をたのしむことができた。フリープランで行くと、ついつい食事は安全策をとってしまうので、こういう場はありがたかった。

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“なにかを知ると、もう知る前には戻れないのだ。”
というような台詞がどこかであったが、知ってしまうと次々と知りたいことが芽生えてくる。新たなレイヤーを装着したように、これまでは目にもとめなかった出来事が続々と飛び込んでくる。

たくさんの「あたらしい」に出会えたロシア、とってもいい旅でした。
*旅にあたって参考にしたこと/旅後に広がったことで、もう1本書きたい。

 

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ちなみに帰国後、気温はぐんぐん下がりはじめて今週のサンクトペテルブルグの最低気温はマイナス26度を叩きだしています。