Serendipity

睡眠と太陽とおいしいごはんがあればそれでしあわせ。ときどき本や映画の話。

読んだ本

【Russia】魅惑の大地、ロシアにまつわる映画や本たち:書籍編

もしかしたらロシアに行くかもしれない人のために、もしかしたら少しは役に立つかもしれない、私がロシア知識を深めたあれこれ【書籍編】 年末にロシアに行ってきました。 しかしまあ、なんとも広大な土地であるのに(だって10時間半のフライト、飛んでも飛…

【本】まさかうるっとくるとは思わなかった|『檀蜜日記』

やあやあやあ、結局4月は1回もblogを書かないまま通り過ぎていったよ!雨つづきの日々が嘘みたいに快晴つづき、もはや夏!って感じの毎日ですね。 ネットでオススメされていた『檀蜜日記』を読みました。その名のとおり、タレント(でいいの?肩書き)の檀蜜…

【本】なんて瑞々しい感性。食エッセイではなくてもはや文学『生まれた時からアルデンテ』

遅ればせながら読んだよ。平成生まれ生粋のごはん狂(pure foodie)、小学生のときから食日記をつけていたという平野紗季子さんの本『生まれた時からアルデンテ』 生まれた時からアルデンテ 作者: 平野紗季子 出版社/メーカー: 平凡社 発売日: 2014/04/24 メ…

【本】明日は我が身、他人ごととも思い切れない|失職女子。

Twitterで流れてきた『失職女子。』を読んだよ。 明日はあなたかも!100社連続不採用、貯金ゼロ。ホームレスになるかもしれない…。生きるための選択肢は、借金か風俗か自死か、行政に頼るか。能力もキャリアもあり、働く意思も強い女性がなぜそこまで追い詰め…

【本】これを持って旅をしたくなる|『手仕事の日本』

おもしろい本が、さくさく読み進められる本かというとそういうわけでもないと思う。なんだかんだでずっとカバンに忍ばせつづけた本を読み終わったよ。 手仕事の日本 (岩波文庫) 作者: 柳宗悦 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 1985/05/16 メディア: 文庫 …

【長野】小布施にある「まちとしょテラソ」に行ってみたい

長野県小布施町は毎年、人口の100倍にあたる120万人が来訪するまちだ。まちのキャッチフレーズは「栗と北斎と花のまち」。 景勝地や史跡といった、いわゆる観光資源がない小布施では「暮らしぶり」こそが最大の資源であるとして町並修景事業を行ったり、訪れ…

【アート】行ってよかった展示2014 No.1!「カンタと刺し子」@日本民藝館

TwitterだかInstagramかで2ヶ月ぐらい前にゲットしていた情報なのにも関わらずなかなか足が伸びなくて会期終了直前の21日に駆け込みで鑑賞!東北沢にある日本民藝館で行われていた「カンタと刺し子」展へ。 カンタというのは、旧ベンガル地方(現在のインド…

【本】本を読むことで、より愛着が湧く|『OCICA 〜石巻 牡鹿半島 小さな漁村の物語!〜』

OCICA ~石巻 牡鹿半島 小さな漁村の物語~ 作者: 一般社団法人つむぎや 出版社/メーカー: つむぎや 発売日: 2012/09/15 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログを見る ブログにもたびたび登場する、東北の手仕事ブランド「OCICA」が生まれる…

【フリーペーパー】祝!『Metro min.』 創刊12周年

毎月20日ラックに並ぶやいなや姿を消す人気誌『Metro min.|メトロミニッツ』をゲット。東京メトロが配布しているフリーマガジンである。 「世界に自慢したいフランス料理のシェフ」と題した今回の特集は、フランス料理の歴史から、時代を築いた3巨星、東京…

【本】「ぬるいものはダサい」ときっぱり|『ナタリーってこうなってたのか』

毎日2000本のニュースを配信し、月間30000PVというポップカルチャーのニュースサイト・ナタリーの創始者・大山卓也さんが2007年のナタリーはじまりから今までを振り返って書いた一冊『ナタリーってこうなってたのか』 ナタリーってこうなってたのか (YOUR BO…

【本】神社が氏子たちのためにつくる神棚飾りのアーカイブ|『東北の伝承切り紙』

2011年のASAHI ART FESTIVAL発表のなかに南三陸での「きりこプロジェクト」というものがあった。南三陸の地域に根付く、神棚飾りである「きりこ」の様式を真似て、まちの人たちの宝物や思い出などを切り紙で現しそれぞれの軒先に飾るアートプロジェクト。 「…

【本】私的2014年ナンバーワン|『偶然の装丁家』

偶然の装丁家 (就職しないで生きるには) 作者: 矢萩多聞 出版社/メーカー: 晶文社 発売日: 2014/05/02 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (8件) を見る 「関西の装丁家といえば誰だろう」という話になったときにその名を聞いたのが最初だったと思う。 …

【本】27歳のいま読めてよかった|『肩ごしの恋人』

肩ごしの恋人 作者: 唯川恵 出版社/メーカー: マガジンハウス 発売日: 2001/09 メディア: 単行本 クリック: 3回 この商品を含むブログ (52件) を見る 美人で自由奔放、ほしいものは手に入れないと気が済まない一見わがままなるり子と、クールで自立している…

【本】出会いが旅を豊かにする|『ほんとうのニッポンに出会う旅』

ほんとうのニッポンに出会う旅 作者: 藤本智士 出版社/メーカー: リトル・モア 発売日: 2012/03/10 メディア: 単行本(ソフトカバー) クリック: 9回 この商品を含むブログを見る センチメンタルの青い旗につづき、Re:S藤本智士さん本。 この本は、「Re:S = …

【本】暮らしのなかでのアート、池田修三|『センチメンタルの青い旗』

池田修三木版画集 センチメンタルの青い旗 作者: 池田修三,藤本智士 出版社/メーカー: ナナロク社 発売日: 2013/09/13 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る ポップな色使いのなかに、少し翳りのある表情の女の子。なんとなく記憶の片隅に残るこの絵…

【本】伝統産業×子ども|「和える -aeru-」

和える-aeru- (伝統産業を子どもにつなぐ25歳女性起業家) 作者: 矢島里佳 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2014/07/17 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 日本の伝統産業×育児用品のブランド「和える」を立ち上げた矢島里佳さんの挑戦記。 本…

【本】編集者の熱量が感じられる一冊|スゴ編。

スゴ編。カリスマ編集者から学ぶ7つの仕事力 (デザインビジネス選書) 作者: 編集者.jp 出版社/メーカー: 美術出版社 発売日: 2010/04/24 メディア: 単行本 購入: 3人 クリック: 28回 この商品を含むブログ (13件) を見る それまで完全に門外だった私に「編集…

【本】自由でほがらかな原点回帰の出版社ができるまでの記録|『計画と無計画のあいだ』

計画と無計画のあいだ---「自由が丘のほがらかな出版社」の話 作者: 三島邦弘 出版社/メーカー: 河出書房新社 発売日: 2011/10/14 メディア: 単行本 購入: 5人 クリック: 42回 この商品を含むブログ (42件) を見る 読んだものからリンクする本を読む癖がある…

【本】もがき、あがいたことが赤裸裸に綴られた一冊|『失われた感覚を求めて』

失われた感覚を求めて 作者: 三島邦弘 出版社/メーカー: 朝日新聞出版 発売日: 2014/09/19 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 読んだ本、観た映画のことをすぐに忘れてしまうタイプ。 --- 待ち合わせの空き時間に立ち寄った門前仲町の小さな本屋…